ブチ猫オヤジの黄昏ブログ

大昔から小昔まで主に洋楽懐メロを振り返る独り言的ブログです。

身近に洋楽が溢れていた時代②

さて前回の続き

身近に洋楽が溢れていた時代②

だよ。


んで、昨今の洋楽離れには

幾つかの理由があって


その大きな1つがレンタルレコード(CD

の貸し出し規制がかかったせいと

言われてるんだ。


それまでは新譜のレコードも

普通に借りられたんだけど


1991年に著作権法が改正されて

新譜発売日から一定期間レンタル化

出来なくなってしまったんだ。


もちろんそれまでの間に著作権に

関するすったもんだの騒ぎが

あったんだけど


何しろレンタル屋さんが出来てから

レコード販売店の売り上げが3割近く

減ってしまったらしいんだ。


当時は音のデータを保存するには

カセットテープ。


レコードを借りてカセットテープに

ダビングして手軽に聴くのが主流で


音楽を聴くのに毎度わざわざ

レコードプレーヤーを立ち上げる人は

よっぽどのオーディオファンだった。


オーディオファンと言えば


僕がまだ美しく輝いた瞳を持っていた

中学校時代の友人は、今で言う

オーディオ・オタクでレコードを聴く時には

必ずレコード盤に静電気防止スプレーを

シュッシュとかけてミニ黒板消しみたいな

ブラシでシャーコシャーコやってましたね。


聴いた後もシュッシュとシャーコシャーコ

やるんですよ。

毎回この儀式は念入りで、早く聴きたい

僕らは毎回の儀式にイラッとしてました。


そんな話は置いといて

レコードに代わってCDが出始めても

やっぱり手軽に聴けるカセットプレーヤーが

まだまだ主流。


だからレンタル屋でレコードや

CDを借りてカセットテープに

録音してカーコンポやウォークマンで

楽しんでいたんだ。


正規にレコードを買っても

やっぱりカセットに録音するから

録音したらレコード自体は邪魔なモノ、

だったらレンタルでいいじゃん?って考えが

巷に定着していく。


よっぽどジャケットが気に入って

これは手元に置いときたいから買う!

って人も多かったんだけどさ。


という風にレンタル屋さんは

ものすごい勢いで正規のレコード販売店を

脅かしていく。


もちろん大元のレコード制作会社は

大損害。

まだこの頃はレンタルに対する著作権法が

無かったんだよ。


そこでレンタルレコードに規制が

かかった・・・ここまでは仕方ないね

レコード会社も販売店も商売だから

守らなきゃ。


しかし、この著作権保護のための

規制は国外アーティストを日本からしめ出す結果になってしまったんだ。


国内アーティストに関しては新譜発売から

3週間のレンタル禁止に対して

国外アーティストの新譜は1年間!

のレンタル禁止になっちゃった。


しかも国内アーティストの

シングルCD1曲のみの物なら

レンタル規制にかからなかった。


シングルカットしてるのは売れ線だから

ほとんど影響ないよね。

もちろんレンタルにも著作権料は含まれ

ていますよ。


んでビジネスとして国外モノは

成立しずらくなり、自然と取り上げ

られる機会が減っていく。

紹介しても借りられないんだから。


こうして徐々に国外モノは廃れていき

競争相手が弱体化したのを皮切りに

代わって日本人アーティストが

洋楽ファンの分野にも

勢力を伸ばす事になったっす。


それでも往年の国外アーティストファンは

細々とお気に入りの曲を探し、たまーにやる

日本公演には足繁く通ったのでした。


そう言えばチープトリックの日本公演の

チケットを買ったものの

急遽中止になって音楽舎まで払い戻しに

行ったのを思い出したよ。


まぁものすごくザックリなんだけどさ

日本国内における洋楽の衰退の経緯の

原因の一部ははこんな感じ、えっ?違う?


じゃあ違うって人はブチ猫オヤジに

コッソリ教えてくださいね。

それ勝手にネタに使わせてもらいますから👍


次回はアーティストを個別で回想するよ?


じゃあまたね😆

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